炭鉱の記憶と関西 -三池炭鉱閉山20年展ー(関西大学博物館)

大阪府吹田市にある関西大学の千里山キャンパス内にある関西大学博物館
学生でなくても見学することができ、しかも無料というのがありがたい。
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国鉄吹田駅から歩いて阪急吹田駅に向かい千里線にて関大に向かおうと思ったが、歩けそうな距離だったので徒歩にて向かったのだが、キャンパス内は広くて迷いつつも博物館に着くことができた。土曜といえども学生が多いのだが、オッサンが歩いていようとも不審な眼で見られることもなかった。オレは大学には行ってないので、キャンパスがこんなに広いものだとは思っていなかったが、4年間も大学に通い勉学に励めるということに羨ましさを感じた。

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今回、開催されていたのは炭鉱の記憶と関西 -三池炭鉱閉山20年展ー
5月にはエル・大阪にて開催されていたのだが、タイミングが合わずに見逃していた。

円形の建物の中は、レトロな雰囲気だが、来館者も少なく静かな雰囲気。
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展示スペースには炭鉱の歴史や人々の生活に関連する展示物が並んでいた。
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炭鉱といえば、石炭や作業員の衣服の展示は定番といえる。
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4軒長屋と言われる住宅。
積雪が無い分、北海道の炭住よりも簡素な造りに思える。
コンクリート製の住宅は少なく、ほとんどが木造の住宅だったそうだ。
また、与論島出身者は差別的な待遇を受けていたという。
賃金に関しても、低かったというのは以前に書籍で読んだ記憶がある。
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海底にまで張り巡らされた坑道。
立坑も多くあり、三池坑、万田坑は世界文化遺産に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として登録されている。
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福岡県と熊本県にまたがって存在していた三池鉱は鉄道網も充実していた。
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三井三池といえば、1959~60年にかけて労働争議があったことが有名だ。
会社側が再建のための人員整理案に反対した労組が、ストライキを敢行。
三井鉱山は財界の支援を受け、労組側も総評が全面的に支援したことにより「総資本対総労働の対決」とも呼ばれたのだが、ストが長期に及び組合員の生活が困窮したこともあり一部の組合員は第二労組を結成してストから離脱。炭労と三井鉱山は中央労働委員会に事態の解決を一任したが、結果的には労組の敗北という決着を迎えた。
労使協調路線をとる現在の労組では、大規模なストライキが敢行されることは想像できない。対決の構図も「正規対非正規」となっているのではないだろうか。労働者は分断されているように思われる。非正規社員を増やし人件費を抑制することで正規社員の賃金アップやボーナス支給に回されることで、労組も正社員の待遇を守るだけの存在でしかないと思う。
三池炭鉱労働組合、新労、職員労働組合の旗が掲げられていたが、近年はこういった赤い組合旗を見る機会も少ない。
多くの組合員のいた炭労は炭鉱の閉山に伴いその存在すら無くなってしまったのだ。

三池炭鉱の閉山から20年。
もう20年なのか、まだ20年なのか、人によっては感じ方もいろいろだろう。
労働争議や炭じん爆発といった事件・事故が炭鉱にとってはマイナスのイメージがつきまとう。
だが、そこに暮らした人にとっては閉山後もヤマは故郷と感じるのだろう。
三池炭鉱跡にもいずれは足を運んでみたいものだ。
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大津線にも新塗装車登場

京阪本線ではすでに定着している新塗装車。
某銀行の通帳と同じカラーだという意見も聞いたことがある。
大津線においても新塗装への変更が発表され、700形の1編成が色を変えて登場した。
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まだ、大津線では少数派の新塗装車だが、徐々に色も変わってくるのだろうが、当分はラッピング車輌も含めてさまざまなバリエーションの車体カラーを楽しむことができそうだ。

アクアマジック(阪急三番街)

梅田の阪急三番街にあったアクアマジック
設置された輪の中を噴水が通りぬけるというオブジェだったが、6月4日で無くなってしまった。
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この噴水の存在は知っていたけど、アクアマジックという名称はこの告知を見て初めて知った。

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ステージも設置されており、イベントが開催されることもあった。
無くなるという情報を聞き、訪れた人々はスマホなどで撮影していた。
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施設の老朽化もあるということで、水の勢いも登場したときよりも劣っているようだ。
1990年に登場して27年も存在していた。
まだ、携帯も普及していない頃なので、ここを待ち合わせ場所にして、眺めて時間をつぶしていた人もいるのではないだろうか。
あまりにも普通に存在していたので、特に愛着を感じていたワケではないが無くなるとなると寂しさを感じる。
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オロネ24 内部公開

開館から1年が経過した京都鉄道博物館
年間パスがないこともあり、足を運ぶ機会が思ったほど多くない。
ハチロクが走っていたのだが写真を撮り損ねるという夢を観たので、ほぼ1年ぶりくらいに訪れることにした。
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今回の目的はオロネ24の車内公開だ。

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車内に入って、まず目につくの くずもの入れ
下車する際に、空き缶や駅弁の空箱などを捨てていったものだ。
「たばこの すいがらは入れないで ください」と記されているもののゴミの分別については書かれていない。ゴミを回収時に係員が分別していたのだろうな。

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ドアを開けて車内に入るのだが、展示のためにドアは開きっぱなしになっていた。
ドアの手前には喫煙室があり、ドア横のシャッター内にはリネン類が収容されていたのだろうか。

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ドアを入って振り返る。
日本車輌の銘板が欠けているのが悲しい。
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少し進んで振り返る。
寝台はセットされずにソファ状態になっているが天井が高く開放感がある。
座席状態でも快適な旅を楽しめそうだ。
かつて運転されていた急行「だいせん」でも座席車は20系のナロネ21を改造したナハ21が投入されていたので、座席がリクライニングしなくても快適さはあった。

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こちらは寝台がセットされた状態。
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ちなみにこちらは館内に復元された20系の三段式寝台。
寝台幅も狭く、形式が違うとはいえA寝台とB寝台の格差がわかりやすい。
寝台幅は52センチしかないので、寝返りをうつこともできずに大柄な人には罰ゲームだったに違いない。
20系のB寝台と比べると、幅は倍ほどあり下段は大きな窓も独り占めすることができる。
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寝台でゴロリとしてみたかったのだが、注意書きがあってそんな思いは叶わず。
窓際のテーブルは大きく、缶ビールとアテを載せるのにちょうどよかった。
通路とはカーテン1枚でしか区切られていなのだが、広々としており個室のような雰囲気が味わえた。
現在はシートな豪華な高速バスが運行されているが、快適さにおいてはA寝台に敵わないだろう。
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下段の枕元。
背もたれがせりあがり読書灯が設置されている。
俺は急行「銀河」でオロネ24に乗車したが、銀河に投入されていたのは14系から改造されたA寝台だったが細かな仕様の違いはあったかもしれないが、だいたい似たような構造だったはずだ。
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上段はこんな感じ。
窓は小窓があるだけで、下段と比べると窮屈な感じがする。
これで寝台料金は少し安いだけなので、下段を選択する人が多かったはずだ。
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窓も小さく扉を閉めておけば、外を眺めることはできないので、乗車してすぐに寝るという人はこちらでもよかったかもしれない。
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通路からでも見えるように寝台の番号が記されている。
この番号とキップの番号を確認して自分の寝台へと移動するのだ。
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こちらはデッキにある洗面台。
洗面台、トイレともに2台あり、トイレは和式、洋式が設置されていた。
洗面台には金属製のコップが設置されていたように思うのだが、そこまでは再現されていなかった。
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洗面台の横にはウォータークーラー。
かつての優等列車には装備されていたものだ。
機械横に設置された折りたたみ式の紙コップに水を入れて飲むという形態だった。
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水量計も、もう満水になるということがないと思うとさびしい。
かつては優等列車に乗ると、たいして喉も乾いていないのに、このウォータークーラーで水を飲んだものだ(笑)
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連結面からはEF58がコンニチハ。
現役時代には見られない光景だ。
銀河ではA寝台の前には電源車が連結されており、この扉は開かずの扉になっていた。

ひさびさに寝台車の中に足を踏み入れることができたのだが、ベッドで横になれなかったのは残念。
別料金払ったら、ベッドで仮眠するようなサービスがあればいいのに。
とはいえ、入場料を払って、オロネで仮眠して帰るだけだと、わざわざ寝にきただけになってしまうなぁ。

前作「あん」に続いて製作された河瀬直美監督の最新作が「」。
「萌の朱雀」を劇場で観て以来なので、随分と久しぶりの鑑賞となる。
ちなみに河瀬監督とは出身校も同じで、卒業年も一緒なのだが、学科が違ったり俺は夜間部だったので、一度も会ったことがない。

永瀬正敏が演じる視力を失っていく弱視の写真家・中森と水崎綾女が演じる視覚障害者が映画鑑賞の際に頼りとする映画の音声ガイドを制作している尾崎を軸に話が進む。神野三鈴、小市慢太郎が脇を固める。
永瀬正敏は先に観た「ブルーハーツが聴こえる」では無言で存在感のある演技だったが、今回も言葉数が少なくぶっきらぼうな演技がハマっていた。
登場人物の顔のアップのシーンが多いのも印象的。
写真もデジタル全盛の世の中なのだが、中森の愛機は二眼レフのローライフレックス。また、劇中には暗室の映るシーンもあった。
視力を失っていく写真家と廃れていく銀塩写真とのイメージが重なっているように感じられた。
目の見える人と見えない人で、当たり前に思えることが違うということが伝わってきた。

評価は☆4つ。

映画を観てから、ひさびさにフィルムカメラをもって街に出たけど数枚しか撮れなかった。
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斧だ!広尾

Author:斧だ!広尾
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主に旅系のネタが多いのですが、脈絡もなく幅広い内容を綴っていきたいと思います。毎日の更新を目指していましたが、週に3回くらいは更新したいと思っております。
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